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ボクたちが「グレイソン」を “推す” 理由#2 〜本社訪問しました!〜

ラルフの敏腕デザイナーが立ち上げたゴルフウエア

というわけで、
ニューヨークから車で1時間ほど走った郊外の街にある
グレイソンの本社を訪問してきました!

※前回の記事はこちら
ボクたちが「グレイソン」を “推す” 理由#1
~そのセンスに、ほだされて~

 
 

本社のある建物は1階が倉庫になっていて、
そこから階段を2階に上がると、
ガラス張りで明るくお洒落な
オフィス兼ショールームがいきなりお目見えします。
 
 

会社然と机が並べられているわけではなく、
スタッフは、思い思いの場所でラップトップを叩いて
仕事をしているのが、いかにもイマドキ。
 
 

そんな中「いらっしゃい!」と
出迎えてくれたのが代表でありデザイナーの
チャーリー・シェーファーさんであります。
果たしてどんなバックグラウンドや思いがあって
グレイソンを立ち上げたのか、
インタビューさせてもらいました。
 
 

直撃インタビューで明かされたブランド誕生秘話!

 
(店長・ジャック)
急にお伺いしてスミマセン!
「ゴルック」でグレイソンを扱うにあたって、
一度どうしてもお会いしたくて、つい来ちゃいました。
ところでチャーリーさんはもともとラルフローレンの
「RLX」のデザイナーだったんですよね?

(チャーリー・シェーファー)
「ボクは元々デザイナーじゃなかったんだよ。
大学では競技ゴルフに明け暮れて、卒業して22歳でNYにやって来て、
POLOストアで販売員として働いていたんだ。
その4カ月後にラルフ・ローレン本人と会う機会があって、
彼に『何か特別にやりたいことがある?』って聞かれたんだ。
でもまだ若かったし自分が何を求めているかわからなかったから
具体的には言えなかったんだけれど、
この会社の一員でありたいって気持ちはすごく強かった。
それから1年後にまた彼と話す機会があって、
『デザインがやりたい!』と答えた。
会社で働いて、デザインこそがブランドの基盤だと実感したから」

 
え!? でも、ということはデザインを学校で学んだりしてはこなかった?

「そう、23歳にしてデザイン経験ゼロからデザイナーになったんだ(笑)。
ただ大学時代、イタリアのアートスクールに通ったりはしたけれど。
思えば学生時代のゴルフウエアと言えば中途半端な袖丈のシャツにダブルタックの短パンだった。
着心地も悪かったし、何よりダサいでしょ?(笑)。
それを何とかしたいなぁ、なんて思いは潜在的に芽生えていたのかなと」

そこからデザイナーとしてのキャリアが始まったんですね。


「ラルフローレンには13年いたよ。
最初からゴルフアパレルをやっていたわけではなく、
POLOのスポーツウエア部門に3年。
それからJCペニーとラルフローレンが共同で立ち上げた
『アメリカンリビング』というブランドに携わって、
27歳の時にRLXで、
ゴルフアパレルは30歳から。
USAチームのオリンピック公式ウエアを始め、
スポーツ関連のあらゆるデザインに関われた。
それから最後の4年間は
パープルレーベルとブラックレーベルという
ブランドの特別なカテゴリーにも。
最終的にはデザイン部門のシニアVP(取締役)として
ゴルフ部門、メンズアパレルすべてのデザインも任せてもらえたんだ」

 
すごい!

「とにかく素晴らしい日々だった!
ラルフ・ローレン氏は最高の人物で、
毎日彼からなにかを学ぶことができたんだ。
とてつもなく大変な日々だったけれど、
35歳で責任ある仕事を任せてもらえたからね」

 
そんな立場にあったら、グレイソンを立ち上げようなんて思わないのでは?

「うーん、グレイソンのアイデアは
25歳ぐらいから持っていたんだ。
ラルフローレンのような会社にいると、
予算はあるし、助けてくれる人もいる。
でも
『自分のポテンシャルをすべて出し切れているのか?』
試す時がくるだろうと。
ただずっと決めていたことがあって、
ラルフローレンを去るときは、
自分でブランドを興すときだと。
別の会社に移るなんて、いっさい考えなかったよ」

 
 
こうしてラルフローレンの素晴らしいポストを離れて
グレイソンを立ち上げることになるのですが、
その話は、次回 #3につづきます!

 
 
 

記事日時:2019年2月22日 PM 18:58
 


 

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