【ウェッジ・フェスティバル開催中！】ところで「インディ」ってどんなメーカーなの？

開発者に会って来ちゃいました！

8月からスタートした
ウェッジ・フェスティバル。
そろそろ買えなくなるセットが
出てきそうです！

その中で、
こう言っちゃ怒られるかもですが、
いちばん皆さんの知名度が
ないブランドが
「インディ」ゴルフでは
ないでしょうか？

店長・ジャックも
１年前までは
まるで知りませんでした（笑）。
でも、それもそのはず。
だって今季スタートした
ばかりのブランドなんですから。

しかし！
その１年前に、
「すごいウェッジを作り始めた
酔狂なヤツがいるぞ！」というウワサを
カリフォルニアで取材している時に
キャッチしたのです。

どうせなら、現地にいるし
会いに行っちゃおうかーなんて、
ちょっとお茶でもします？
的な感じで（笑）、
会ったのが、
彼、ロブ・ラングでした。

そして
「まぁ、まずは見てよ」と
出されたのが、
「ゴルック」で販売している
ものとは刻印の入り方など
コスメチックは違えど、
ほぼ完成形のプロトタイプでした。

（これは現在「ゴルック」で販売されているスペシャルデザイン版）

そのバックフェイスが
ガッツリえぐられているフォルムや
フェイスのトップの方までに
溝が切られている形状は
とてもキャッチーで、
なんだかイマドキのウェッジの
先端技術がすべて詰まっているような
ワクワク感と
持っていたら単純にカッコよくない!?
というミーハー心を刺激されて
しまったのです。

ということで、
ロブに「インディ」と
彼自身のの
バックグラウンドを
根掘り葉掘り聞いてきました！

――特徴的なバックフェイスだよね？

ロブ：これはね、「スクープバック」と呼んでいるデザインなんだ。
ホーゼルを短くすることで確保した重量分、バックフェースを
理想的な形状にできたんだよね。

――そうすることでどんなメリットがあるの？

ロブ：これで重心位置をよりフェースの中央部、
トゥ側に近づけることができて、センターにボールが当たらなくても
ボールにしっかり力が伝わり、芯を捉えたショットとほぼ変わらない
飛距離を得ることができるよ。

――そしてフェイスも特徴的！

ロブ：そうでしょ！　トゥまで溝を切った、
フルスコアラインにすることで、
ミスヒットをしても十分なスピンを得られるようにした。

――ほかにも「インディ」ならではの工夫が？

ロブ：何より注目してほしいのは、溝のテクノロジーなんだよ。
もちろんルール適合だけど、ボクがこれまで携わってきた
ウエッジよりもスピン量が20％多くすることができた。

――アプローチでスピンを掛けれるのって、単純にカッコイイものね。

ロブ：うん、このウェッジを使えば、今までスピンを
かけられたことのない人でも、全員スピンをかけられるようになるよ（笑）。
他にも、リーディングエッジをより直線に近くして構えやすくもしている。
構えた時の輪郭はトラディショナルだけど機能はたくさん詰まっているわけ。

――これまでの経験の賜物で「インディ」ができたわけね。

ロブ：そう、僕は元々、キャロウエイゴルフでウェッジやパター、
アイアンのデザインに携わっていた。
ロジャー・クリーブランドと組んだこともあったよ。
でも、こういうウェッジを作りたいってアイデアをずっと持っていて
たまたまコブラをスタイリッシュに変えたインダストリアルデザイナーと
テーラーメイドでキーパーソンだったメカニカルエンジニアの
二人のビジネスパートナーと出会えて、実現できたというわけ。

――「インディ」ってブランドの由来は？

ロブ：インディビジュアル（individual）の省略形なんだ。
大きなブランドはトッププロを相手にして、
そこから一般向けの商品に落とし込んでいるけど、
僕らはアベレージプレーヤーたちが結果を出せるクラブを
作っていきたい。個人個人を大事にしたい。
だからインディビジュアルなんだ。

とは、言いつつ
そのクオリティの良さを聞きつけて、
ＵＳＰＧＡツアーのプロも
テストし始めているとか……。